ボート訓練と同時にグラウンド内では街区多発火災の訓練を実施していました。
ポンプ車を中継して多方面からホースを伸ばします。
三か所で同時に発生した火災に対応しています。
多発火災を鎮圧した頃、グラウンド上空に浜松市の消防防災ヘリ「はまかぜ」が飛来。
津波等で屋根上などに孤立した人物を上空からの救助する様子を見ることができました。
その後、被救助者を乗せてグラウンドに着陸。
出初式などで見慣れた「はまかぜ」ですが、これだけ近くに着陸する様は迫力満点です。
消防航空隊の方からの説明を聞いてからの機内見学。いろいろと興味深い話を聞かせていただきました。
後ろのローターの羽が等間隔でないのは騒音を抑えるためだそうです。
尾翼の垂直部分もよく見ると左右非対称で、これはメインローターの回転方向に合わせて機体を制御するためだそうです。
コックピット。様々な計器やスイッチが並んでいます。
コックピットの後方は様々な事案に対応するため、普段は最小限の機材にとどめて空間を確保してあるそうです。
救助以外や消火活動は勿論ですが、三方原聖隷のドクターヘリが出動中に要請があった場合にはサブとして聖隷までドクターを迎えに行って出動するそうです。
最後は北消防署隊による事故車両からの救助の様子を見学しました。
工作隊が特殊工具を使って事故車両のドアを抉じ開けています。
ドアを破壊した後、救急隊と連携して被害者を救助します。
車外では消防隊が漏油の有無を確認し、万一の出火に備えています。
見事な連携プレーで被害者を救助して救急搬送していきました。
今回の訓練ではそれぞれの団員が多くのことを学んだことと思います。
こういった訓練を重ねて災害に備えていく所存です。