浜松市消防団北区支団は昨日、三ヶ日運動場にて震災対応訓練を実施しました。
大地震が発生した際に想定される様々な事態に対応する力を付けるための訓練で、今回のような規模での実施は北区支団としては初めてのものとなりました。
これは倒壊家屋からの救助訓練の様子です。二人が屋内で身動きができない状態を想定しています。瓦礫を撤去する役、救助者の後方支援をする役、被救助者を励ます役などを各自が分担して行います。
一人は崩れた壁の隙間から、もう一人は屋根が落ちた空間からの救助となりました。
何とか無事に救助ができました。体幹部を長時間圧迫された方を救助する際には、解放されて血液が回り始めた際に容体が悪化する可能性があるので、医師などに待機していてもらう必要があるそうです。
隣では同時進行で多重衝突事故現場での救助訓練が行われていました。
ポンプ車で事故車両を牽引して取り除きます。
追突された車の下敷きになった方が見つかったので、すぐに機材を使って救助を開始しました。
もう一か所では土砂に埋もれた車両からの救助作業です。
巻き込まれた被害者の数が不明なため、最後まで土砂を取り除いての確認となります。
多重衝突の現場でも土砂災害の現場でも、倒壊家屋の場合と同じく様々な役割を分担しての実施となりました。
続いて津波等により浸水した現場からのボートによる救助訓練。足元が不安定なのでバランスが大事です。
全員の息が合わないとまっすぐ進みません。
後編に続きます・・・