YASU.Kの奥浜名湖と喇叭な日々

昨日29日の夜、浜名湖レークサイドプラザにて西遠地区商工会青年部合同講演会が開催されました。

今年は奥浜名湖の担当でしたので常任委員会などで意見をまとめた結果、東日本大震災をきっかけに見直しが迫られている地域防災をテーマとして決め、浜松北消防署に勤務されている消防士長の村松克己様に講演をお願いしました。



当初は私が4月21日に受けた講義と同じような内容を想定していたのですが、村松様の講義は私の想定していた以上に聴く者の心に訴えかけるお話でした。

津波に流されたご遺体を発見されたときのお話。高速道路を移動中にご遺体を発見されたにもかかわらず、下道に降りられず担当外の地域でもあったため、目の前のご遺体を収容できなかったときの悔しさ。被災者に笑顔を見せてはならない辛さ。笑うことができないことから来る心身の変調。被災された方から逆に励まされたお話・・・
笑顔の大切さ、家族や近所との繋がりの大切さ。
決して巧みな話術ではないですし、ご本人も緊張していると何度も仰っていましたが、とても引き込まれるお話でした。

私は前の席から聴講者を見ていましたが、これほど全員が真剣に耳を傾けている講演会は経験がありません。
非常に良い講演だったと思います。

青年部員の中には村松様の知人も数人居たようで、講演会終了後の懇親会でも話が弾んでいました。

そういったことから、今回の講演会は大成功だったと自画自賛しています。